家族支援加算は、令和6年報酬改定で従来の家庭連携加算・事業所内相談支援加算を再編して生まれた加算です。個別かグループか、対面か訪問かオンラインかで区分とサービスコードが分かれており、区分の取り違えが返戻の原因になりやすい加算です。
01全体像 — 区分のマトリクス
家族支援加算は大きく加算Ⅰ(個別)と加算Ⅱ(グループ)に分かれ、実施方法でさらに区分されます。
| 加算 | 実施方法 | 概要 |
|---|---|---|
| 加算Ⅰ (個別) | 居宅を訪問(1時間以上) | 家庭訪問による相談援助 |
| 居宅を訪問(1時間未満) | 同上(短時間) | |
| 事業所等での対面 | 来所による個別の相談援助 | |
| オンライン | ビデオ通話等による個別の相談援助 | |
| 加算Ⅱ (グループ) | 対面 | 複数の家族へのグループでの相談援助 |
| オンライン | 同上(オンライン開催) |
それぞれ単位数とサービスコードが異なります。「どの方法で実施したか」が記録とコードで一致していることが大切です。
02算定要件
- 個別支援計画等で家族支援の必要性が位置づけられていること
- 保護者の同意のもと、相談援助・養育支援を実施すること
- 実施した日時・方法(訪問/来所/オンライン)・内容・参加者を記録すること
- 月の算定上限(加算Ⅰ・Ⅱそれぞれ月4回)の範囲内であること
注意
オンラインでの実施は、通信環境や本人確認・プライバシーへの配慮など実施方法の要件が定められています。また「送迎時の立ち話」のような日常のやり取りは相談援助にあたりません。
03区分の取り違えに注意
返戻・過誤で多いのは、訪問(1時間以上/未満)・来所・オンラインの区分と請求コードの不一致です。訪問時間が1時間を切った日を「1時間以上」のコードで出す、オンライン実施を対面のコードで出す、といったズレは記録と突合すれば防げます。
ポイント
フクセルでは支援記録に実施方法・時間を残すと、対応する区分のサービスコードが自動で選ばれ、月4回の上限も自動管理されます。区分の手選びによるミスをなくせます。
まとめ
家族支援加算は「個別かグループか×どの方法か」の区分理解が第一歩です。記録に方法と時間を必ず残し、コードとの一致・月上限を仕組みで確認する運用にしましょう。